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森林医学会が2025大阪関西万博会場で講演しました

2025年4月13日に開幕した「2025大阪・関西万博」は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、世界中から注目を集めています。開幕から13日目で、累計来場者数が100万人を突破し、ゴールデンウィーク初日には会場前に長蛇の列ができるなど、多くの来場者で賑わいを見せています。

「One Green in EXPO 2025」は、日本みどりのプロジェクト推進協議会が主催し、2025年5月7日(木)から8日(金)の2日間、2025大阪・関西万博会場にて開催されます。

このイベントは、日本の豊かな自然や緑を国内外に発信し、持続可能な社会の実現を目指す取り組みの一環として企画されました。協議会は、自然との共生をテーマに、学ぶ・増やす・活かす・伝えるという4つの基本活動方針を掲げています。これらの方針に基づき、全国各地での植樹活動や都市緑化の推進、自然を活用した新たな産業の創出など、多岐にわたるプロジェクトを展開しています。

2025年5月8日、2025大阪・関西万博会場で開催された「One Green in EXPO 2025」の2日目において、一般社団法人日本森林医学会代表理事であり、日本医科大学臨床教授の李卿氏が「森林浴の健康増進と疾病予防効果」と題した講演を行いました。

李氏は、森林浴がストレス軽減や免疫機能の向上、生活習慣病の予防に寄与することを科学的に解説しました。彼の研究によれば、森林環境に身を置くことで、交感神経活動が抑制され、副交感神経活動が促進されることが確認されており、これにより血圧や心拍数の低下、ストレスホルモンの減少が見られるとされています。 また、森林浴は自然免疫系の重要な要素であるナチュラルキラー(NK)細胞の活性を高める効果があることも報告されています。これにより、がんや感染症の予防にもつながる可能性が示唆されています。

多くの来場者が、森林浴という新しい発見して、万博会場を後にしました。

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